授賞に先立ち、2014年夏に運行が決定し話題の、JR四国初となる本格的な観光列車「伊予灘ものがたり」のプレゼンテーションが行われました。JR四国・伊予灘ものがたり企画室室長の久保様からの直々の紹介に、みなさん興味深々に耳を傾けていました。
続いて、【鉄旅の想い出つぶやきキャンペーン】の受賞発表。総勢155通の応募の中から
栄えある最優秀賞は、「ももさん」の作品です。
審査をいただいた「旅と鉄道」編集長 芦原さんが「夜行列車の情感がよく出ています」と講評された、旅情豊かなエッセイです。
それではお待ちかねの「鉄旅オブザイヤー2013」の表彰に移ります。
今回の対象は「グランプリ1作品」「準グランプリ1作品」「審査員特別賞2作品」に加え「ルーキー賞1作品」という構成で、プレゼンターは皆様ご存知「俳優・旅人」としてご活躍の、またこのアワードの審査委員長を務めて頂いた関口知宏さんです。
審査員特別賞の2作品
まずは、審査員特別賞2作品です。
1作品目は(株)日本旅行の瀬端浩之さんの作品で
【ミットナイト撮影会in銚子電鉄】です。
2作品目は誰?と思いきや、
これまた(株)日本旅行の瀬端浩之さんの作品!!【広田泉さんと訪ねる 南三陸の今】でした!
W受賞は鉄旅オブザイヤーでは初の快挙!瀬端さん、おめでとうございます。
ルーキー賞
続いてルーキー賞です。
北海道オプショナルツアーズ㈱永山茂さんの作品
【廃線探訪シリーズ「①定山渓鉄道」「②夕張・三菱大夕張鉄道」の2本】です。
「本日、北海道より雪をかきわけて来ました」との話、遠くからお越しいただきました。
この作品は、おばちゃん・お一人・お年寄りの3つのキーワードをコンセプトとして販売したところ、鉄道が大好きな人(そんな人を鉄骨人種と勝手に呼んでます(笑))だけでなく、一般の方にも多く申込みをいただいたことに喜びを感じました。
廃線跡は北海道では“宝の山”。この宝の山を生かし、次のアワードではより上の賞を目指したい!!と力強いお言葉をいただきました。
準グランプリ
準グランプリの発表です。
クラブツーリズム㈱の小西美雪さんの作品
【クラブツーリズム貸切トワイライトエクスプレス車両で稀有な刻 瀬戸の絶景・呉線「ランチクルーズ列車」の旅3日間】です。
「憧れのトワイライトエクスプレスを使える!ぜひ最上級商品に!!」ということで始まりました。呉線の海辺の景色に、なかなか味わうことのできない食堂車「ダイナープレヤデス」での食事を堪能。社内では地元広島の人々との交流と、車掌さんの「A寝台スイートを解放」という粋な計らいもあり、ご参加の方には大いにお喜びに。
この企画は当然一人では達成できるものではなく、チームとしての力を結集してできた。このような素敵な賞を頂いたことは素直に嬉しく、携わった皆さんへの感謝とこれからもお客様に喜んでもらえる企画を作ってゆきたいとの言葉。
グランプリ
そして、最後にグランプリの発表です。
栄えある第3回鉄旅オブザイヤーのグランプリに輝いたのは・・・・。
(株)日本旅行の玉川淳さんの作品【北陸本線100周年記念号の旅】!!
玉川さん、本当におめでとうございました。
こうして第3回鉄旅オブザイヤーは大盛況の中で無事に終了いたしました。
いずれも甲乙付けがたい作品ばかりでありましたが、どの作品も企画した担当者の妥協をしない姿勢と“熱意”、“こだわり”が伝わってくるものであったと思います。
さらに多くの鉄道の旅の魅力を皆さんにお伝えできるよう、来年以降も引き続き“鉄旅オブザイヤー”は行われる予定ですので、皆様是非ご期待下さい。